生理検査室
直接患者さんからの生体情報を検査するところです。
心電図・脳波・ホルター心電図・呼吸機能検査・動脈硬化検査・心臓超音波・腹部超音波・トレッドミル運動負荷試験・脳神経系の検査を行っています。とくに超音波検査は最新の検査機器を導入し、学会認定を受けた検査技師が検査を行っていますので安心してお受け下さい。
主な業務内容
心電図検査
心電図によって、上室性期外収縮や心室性期外収縮、心房細動、心房粗動などの不整脈や狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患も診断が可能です。
ホルター心電図
胸部に電極を装着し、記録器を携帯して約24時間分の心電図を連続記録します。
超音波検査
超音波の最大の利点は“痛くない”ことです。超音波検査は無侵襲に何度も検査を繰り返すことが可能な検査です。当検査室では、最新の超音波装置(富士フイルム社製 ARIETTA850、Canon社製 Aplio500、GE社製 VividE95・VividE9、 PHILIPS社製 iE33)を使用して、心臓・腹部・乳房・甲状腺・頚動脈、四肢血管、全身関節等、全身のあらゆる部位の検査を行っております。
富士フイルム社製 ARIETTA850 |
Canon社製 Aplio500 |
GE社製 VividE95 |
トレッドミル運動負荷試験検査
心電図および血圧を測定しながら、トレッドミル(ベルトの上)を歩行し、心電図の変化を記録・観察する検査です。
ABI/baPWV(動脈硬化検査)
血管は加齢と共に誰でも硬化していきますが、この検査は全身の動脈硬化及び狭窄を調べる検査です。ABIは腕の血圧と足首の血圧比で、四肢末梢における全身的な血管の動脈硬化の程度や狭窄の有無の判定に有用です。ABI値が0.9以下の場合、下肢閉塞性動脈硬化症の疑いがあり、動脈硬化により下肢の血管の狭窄が進んでいることを表します。baPWVは上腕から足首までの脈波の伝播速度で、直接血管の硬さの程度を把握する事ができます。
呼吸機能検査
肺や気管支の障害を評価します。この検査により、気管支喘息や慢性気管支炎、肺気腫、肺線維症などの診断に役立ちます。
脳波検査
電極を、脳のさまざまな部位を包む頭皮に付け、脳内部の電気的刺激を検出し、記録します。何らかの異常がある場合は、記録された脳波の特性を示すパターンを観察することによって検出できます。