微生物検査室
感染が疑われる部位から採取した検体(痰・尿・便・血液・膿など)を染色して顕微鏡で観察し、培養検査によって感染の原因となる細菌を見つけてその菌に有効な薬を調べます。近年、薬剤耐性菌の検出が問題になっています。耐性菌の検出、病院内感染の原因となりうる微生物の検出を行い、その情報を担当医・感染対策室に迅速・正確に伝え院内感染防止に努めています。
インフルエンザ迅速検査キットを初め、短時間(10分~30分位)で病気の原因となるウイルスや細菌が確認できる検査
感染が疑われる部位から採取した検体(痰・尿・便・血液・膿など)を染色して顕微鏡で観察し、培養検査によって感染の原因となる細菌を見つけてその菌に有効な薬を調べます。近年、薬剤耐性菌の検出が問題になっています。耐性菌の検出、病院内感染の原因となりうる微生物の検出を行い、その情報を担当医・感染対策室に迅速・正確に伝え院内感染防止に努めています。
インフルエンザ迅速検査キットを初め、短時間(10分~30分位)で病気の原因となるウイルスや細菌が確認できる検査を行って診療の補助をしています。
主な業務内容
塗抹検査
検査材料をスライドグラスに塗り、染色して顕微鏡で観察し、病原微生物を推定します。
培養・同定検査
痰・尿・便など様々な検査材料から、培地(細菌を生育させるもの)に培養して、発育した微生物の性状を調べ、菌の種類を決定します。
結果が出るまで2~4日くらい必要ですが、結核菌は1ヶ月くらいの日数がかかります。
薬剤感受性検査
培養で感染症の原因菌が認められた場合、どのような抗菌薬が有効かを自動測定器で調べます。
遺伝子検査
培養で時間のかかる結核菌、非結核性抗酸菌に特有の遺伝子配列を調べます。
迅速検査
- インフルエンザウイルス
- 大腸菌O-157抗原
- マイコプラズマ抗原
- 尿中レジオネラ抗原
- A群溶血連鎖球菌抗原
- 便中ロタ-アデノウイルス
- 尿中肺炎球菌莢膜抗原
- RS-アデノウイルス
- ノロウイルス
- ヒトメタニューモウイルス
- クロストリジウム・ディフィシル抗原/毒素
- 新型コロナウイルス(COVID-19)PCR