診療科・部門

一般検査室

一般検査とは尿検査、便潜血検査等を行っています。

尿検査

尿を紙コップに半分程度採取していただき、その尿の色、濁り、成分などをみる検査です。

尿の色

正常尿は淡黄色~橙黄色
ほとんど無色⇒飲水過剰、糖尿病等
赤色⇒血尿
黄色蛍光⇒ビタミンB2、ビタミンB12服用

尿の濁り

濁り⇒赤血球、白血球、上皮、細菌、結晶の析出時等

尿の成分

健診などでよく知られている糖、蛋白、潜血等を試験紙で調べる検査(尿定性検査)と、顕微鏡で細胞成分や血球成分を調べる検査(尿沈渣)があります。

尿定性検査

糖(+)

糖尿病の診断や治療効果の判定に有用

蛋白(+)

腎疾患、尿路感染症、ただし健常者の尿にも微量の蛋白があり生理的に(+)になることもあります(運動後、入浴後、発熱後)。

潜血(+)

尿中に赤血球が認められる。腎炎、尿路炎症、結石等が疑われます。

尿沈渣

フローサイトメトリー法を用いて尿中の細胞成分を分析しています。また尿を遠心して沈殿物を集めその尿沈渣を細胞成分や血球成分を顕微鏡でも観察します。

便潜血検査

便を採取していただき、便に血液が混じってないかをみる検査です。
免疫的反応にて検査しており下部消化管からの出血の有無に有用です。肉、魚、野菜などの潜血食を摂取することで陽性と出てしまうことはあまりありませんので食事制限は必要ありません。

中央検査室 業務内容