診療科・部門

放射線室

CTイメージ

放射線室では北勢地域の診断・治療の医療完結をめざしこのたび放射線治療装置、核医学装置等の最新鋭放射線機器を導入いたしました。各装置には各学会で知識・技術を習得した専門技師を中心に画像提供・がん治療を行っています。またエックス線診断領域では被ばく低減にも取り組み、できるだけ少ない線量で高画質画像を提供しています。さらに放射線に関する不安やご質問に対しまして、カウンセリング専門の技師も配属し患者様の不安を少しでもなくしていただき安心・安全に検査・治療を受けていただけるよう努力させていただいております。

主な医療機器

CT

シーメンス社製の新規256列の2管球装置は小児撮影や心臓3DCTなど短時間撮影に威力を発揮します。さらにキャノンメディカルシステムズ社製の80列の装置と並行運用を行うことによって日々の撮影件数もアップさせることが出来ます。

MRI

シーメンス社製の3.0テスラと1.5テスラの新規の2装置で、造影・非造影の各診療科の期待に沿える高精細画像の提供が可能となりました。これまでの予約待ち時間も解消されます。

血管撮影装置

シーメンス社製の2管球装置(バイプレーン)は主に頭頸部・腹部用に使用します。またフィリップス社製の新規2管球装置(バイプレーン)は循環器用として使用され、ともに緊急検査・治療に対応しています。また2管球により造影剤量の低減、FPD機能による被ばく線量の低減にも寄与しています。

トモシンセシス搭載FPDマンモグラフィー装置

ホロジック社製の装置で通常の撮影(2D)とトモシンセシス(3D)を行い、より正確な診断ができる装置です。撮影は専門資格を有する女性技師が行っています。

FPDX線TV透視装置

日立社製の3台のFPD搭載装置は大視野で歪の無い高精細なデジタル画像が提供できます。またFPDの利点のひとつでもある被ばく低減にも大きく寄与しています。

全身用骨密度測定装置

GEヘルスケア社製の装置で腰椎・大腿骨近位部の撮影を行い骨粗しょう症の診断を行います。全身体組成測定の機能も有しており、ロコモティブシンドロームの観察に有用とされる四肢の筋肉量の測定(サルコペニア)にも有用です。

核医学検査装置

シーメンス社製のSPECT装置でごく微量の放射性物質(RI)を含む医薬品を投与して臓器の形態や機能の診断を行います。

放射線治療装置

米国バリアン社製の装置で、様々なエネルギーのX線・電子線で限局した照射が可能です。併設したシミュレータCTと治療計画装置、さらには画像誘導放射線治療(IGRT)システムにより高精度の放射線治療を実施することができます。

その他

シ-メンス社製のFPD型外科用イメージ装置の新規導入などさまざまな医療機器を最大限活用し、地域の皆様には安心して検査・治療をお受けしていただき、最良の医療を提供できますよう日々努力してまいります。