広報ブログ

こちら広報室ゆめ子が行く!

医師コラムvol.6

C型慢性肝炎は治る時代になりました

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桑名西医療センター 内科部長 石田医師

 

 

 

 

 

 

 近年、治療効果の高い新しい抗ウイルス薬が相次いで登場しています。ウイルスに直接(Direct)的に作用(Acting)する抗ウイルス薬(Antivirals)の頭文字をとってDAAと呼ばれています。DAAの登場で36か月の内服治療で95%以上の患者さんは完治できるようになりました。
 
C型慢性肝炎は慢性肝障害の原因として最も多い病気です。感染者は国内に約150万〜200万人いると言われています。進行すると肝硬変を経て肝臓癌になる危険が高く、日本人の肝臓癌の約65%C型肝炎由来です。C型肝炎ウイルスは1989年(平成元年)に存在が証明されて以降、インターフェロン注射を中心とした治療が行われてきました。しかし、日本人に多い遺伝子型1bC型肝炎は治療効果が低く、インターフェロン治療で治らなかった方や、副作用で治療を中断された方も多数おられます。DAA治療はこれらの方も同様に完治できることが報告されています。「以前インターフェロンで治らなかった」とあきらめていないで、ぜひ新しい抗ウイルス薬内服による再治療を考えられてはいかがでしょうか。
 ただし、内服前に検討しなくてはならないことがいくつかあります。C型肝炎ウイルスの遺伝子型で内服するDAAは異なります。

そのほかに、
①肝硬変が進みすぎている人には使えないこと 
②腎機能の程度 
③持病で薬を内服中の方は飲み合わせ
④耐性ウイルスの有無等が内服前に検討すべき点です。

 かかりつけの先生を通じ、専門医のいる医療機関へ御紹介いただき、DAA内服治療を検討されることをお勧めします。

今年もお世話になりました。

こんにちは。桑名市総合医療センターの広報を担当しているゆめ子です。

今年も残すところ後3日となりました。

桑名市総合医療センター(桑名東医療センター・桑名西医療センター・桑名南医療センター)では、
平成28年12月29日(木)~平成29年1月3日(火)まで、休診させて頂きます。
なお、平成29年1月4日(水)より、通常通り診療を行います。

今年は、ブログを開設し、たくさんの情報を皆さんにお届けすることが出来ました。
来年も院内の出来事や、医師のコラムや、栄養管理室だよりなどたくさんの情報を皆さんにお届けしたいと思います。

皆さんよいお年をお過ごしください。

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栄養管理室だよりvol.5

こんにちは。桑名市総合医療センターの広報を担当しているゆめ子です。

インフルエンザが流行りだしましたが、皆さん体調はいかがですか?
手洗いやうがいでしっかり予防して楽しい年末年始を過ごしてくださいね。

さて、今月桑名市総合医療センターの各センターでは12月の行事にちなんだ食事を提供させていただきました。

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東・南医療センターでは21日の冬至にちなんでかぼちゃを使ったお料理を、

 

 

 

 

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東・西医療センターは24日、南医療センターでは25日にクリスマスにちなんでチキンやケーキをお出ししました。

 

 

 

 

 

これからもいろいろな行事にちなんだお食事をこのブログで紹介していきたいと思います。

緑のカーテン観察日記 最終回

こんにちは。桑名市総合医療センターの広報を担当のゆめ子です。

さて、今日は南医療センターの緑のカーテンのその後をお伝えします。

この夏緑のカーテンは、強い日差しを遮り、きれいな花などで私たちを楽しませてくれました。
ゴーヤは最終的に80本以上収穫することができました。入院患者さんの食事に提供したり、託児所の子供たちに収穫を手伝ってもらったり色々楽しい企画も行うことができました。

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朝顔は夏が終わっても花が咲き続け、最後はとても小さいですが11月に入ってからも花を咲かせていました。
種もたくさん取れたので来年はこの種でまた緑のカーテンに挑戦したいと思います。

糖尿病週間イベントを開催しました。

こんにちは。桑名市総合医療センターの広報を担当しているゆめ子です。

1115日に桑名東医療センターで、糖尿病週間イベントを開催しました。

総合受付では、健康チェックとして身長や体重、腹囲、血圧測定をして自分の今の健康状態をチェックしたり、さらに、血糖値の測定、InBodyで体を構成する基本成分である体水分、タンパク質、ミネラル、体脂肪を測定したりしました。

また、医療スタッフ(看護師、臨床検査技師、薬剤師、理学療法士、管理栄養士)による健康相談コーナーもあり、薬については薬剤師、運動については理学療法士など、参加した方が知りたい内容について個々に医療スタッフに相談をしました。

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参加された方からは、「検査でコレステロールが高いことをしり、管理栄養士さんに食事療法について相談をしました。どのような食生活をすればいいのかとても詳しく教えてくれました」
「前回、検査をしたときに血糖値が高く不安に感じていましたが、今回イベントで血糖値を測定し数値がよくなっていたのでよかった」
など、お話をきくことが出来ました。

当日は、たくさんの方々にご参加頂きました。

医師コラムvol.5

糖尿病について

桑名西医療センター 内科部長
北 川 良 子 医師

 

 

 糖尿病は、比較的皆さんがよく耳にする病気だと思います。「尿」という文字はありますが、尿に関係する病気ではありません。何らかの原因で血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が上昇する病気です。血糖値が高いために、尿の中に糖分がでてくるのです。

 病気の初期ではほとんど自覚症状はありませんが、放置すれば気づかないうちに合併症といわれるさまざまな臓器、器官に障害が発生します。代表的なのは、神経障害、網膜症、腎症といわれるもので、重度な方は失明や腎不全からの透析療法にいたる人もみえます。また、動脈硬化も促進しますので、心筋梗塞や脳梗塞の危険性も糖尿病でない人より高いです。その他、あまざまな症状を誘発します。

 では、どのようにすればこれからの合併症が防げるのでしょうか。

 糖尿病と診断されたら、まず定期的に受診して、血糖値を正常に近い状態にコントロールする必要があります。糖尿病の原因は様々ですが、主に生活習慣特に食生活、運動量に問題があることが多いです。その人の病状によっては、薬物療法、 内服薬やインスリンなどの自己注射などが選択されます。インスリン治療は、自身で作るインスリンが不十分で補充しないといけない人のための治療法です。

 大切なのは、病気になったら早く受診して、なるべく血糖値を正常に近づけるようにしていくことです。たとえ正常化しても、血液検査をしないと現在の状況はわかりませんので、定期的な受診が重要です。

 西医療センターでは、さまざまな医療スタッフが糖尿病について情報提供しています。不安のある人はご相談ください。

 

糖尿病週間イベントを行います

こんにちは。桑名市総合医療センターの広報を担当しているゆめ子です。

日本糖尿病学会は、世界糖尿病デー(1114日)を含む週間を「糖尿病週間」としています。
糖尿病週間は、糖尿病の予防や治療継続の重要性について多くの方に知ってもらうことを目的にしています。

桑名東医療センターと桑名西医療センターでは、糖尿病週間イベントを開催します。

●桑名東医療センター糖尿病週間イベント
  ■ 日 時  11月15日(火) 9:00~15:00
  ■ 場 所  桑名東医療センター 正面玄関ロビー
  ■ 内 容  健康チェック(血圧測定、血糖測定、体のなかの成分‥脂肪や筋肉の量を測定)
         健康相談開催‥医療スタッフ(看護師、栄養士、理学療法士、臨床検査技師、薬剤師)による健康相談コーナーもあります。

 

●桑名西医療センター糖尿病週間イベント
  ■ 日 時  11月18日(金) 11:00~13:00
  ■ 場 所  桑名西医療センター 3階図書室
  ■ 内 容  バイキング形式で食事をして、選んだ食事の量・栄養バランスなどについて管理栄養士がアドバイスします。
         (通常のバイキングとは異なります。)
  ■ 定 員  20人(先着順、要予約)
  ■ 料 金  1,500円
その他に、糖尿病週間(11月14日~18日)において外来棟1階では糖尿病に関する健康チェック(血糖測定)、展示(食事やパネル)を行います。

皆さんのご来場をお待ちしております。

 

 

トリックオアトリート‼

こんにちは。桑名市総合医療センター広報担当のゆめ子です。

10/31はハロウィンでしたね。
桑名市総合医療センターの各センターでも託児所の子供たちがハロウィンにちなんで仮装をしてきて遊びに来てくれました。

手作りの可愛い衣装を着た子どもたちに職員はすっかり癒されました。

また遊びに来てね

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医師コラムvol.4

乳がん検診を受けましょう

①乳がんとは
 乳房に含まれる乳腺に生じる「がん」のことをいいます。
 日本では10万人あたり毎年113人が乳がんと診断され、生涯で乳がんに罹患(りかん)する確率は11人に1人(9%)といわれています。
 死亡者数も年々増え、2004年に初めて一万人を超え、2014年には一万三千人を越えました。(出典:国立がん研究センター)

②乳がんの治療
 乳がんにかかった場合、ほとんどの人が手術、抗がん剤、放射線治療のいずれかを選択することになります。二つ、三つを組み合わせて治療を行う場合、乳がんの進み具合によってその後の生存期間に差が出てくることが分かっています。
 がん研究振興財団の調べによると、がん治療の目安の一つである5年生存率は発見時にⅠ期(しこりの大きさが2cm以下で、乳房の外に広がっていない)で治療した場合99.7%ですが、Ⅲ期(リンパ節移転が進行している、皮膚に顔を出している、しこりが大きい等)の場合は77.9%になるといわれています。
 このことから、乳がんにかかってしまったとしてもⅠ期のうちに治療すれば完治ができるということです。それではどうすればⅠ期のうちに治療が開始できるのでしょうか。

③早期発見
 乳がん検診を受けましょう。
 検診では多くが0期(極めて早期のもの)、Ⅰ期の状態で発見されます。自覚症状がでてから検査を受けて発見される乳がんよりも早期の乳がんが発見され、早期に治療を開始できる可能性が高いのです。
 なお、すでに乳房に異常を感じておられる人は来年の検診を持つことなく、外科、乳腺科等を受診していただきますようお願いします。

緑のカーテン観察日記vol.3

こんにちは。桑名市総合医療センターで広報を担当しているゆめ子です。

今日は、南医療センターの緑のカーテンの様子を見に行ってきました。

まだまだたくさんの朝顔の花やゴーヤの実をつけて楽しませてくれている緑のカーテンですが、
だんだん葉っぱが黄色や茶色に変わり、朝顔には少しずつですが種ができ始めていました。

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今年の秋は、雨や台風が多いですが実りの秋を楽しんでいきましょう‼

 

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